2015/10/15

ロフト・内装工事進行中

ここひと月ほど母屋の内装工事に没頭している。

 床+2100mmまではドアや家具など必要なアイテムが多く昨年末までに仕上げてあったので生活に支障はなかった。一方その上部の壁は少し見苦しいだけで機能上の支障がないことから放置されて来た。

 また今年の春から夏にかけての植物を中心とする外構は待った無し、草はどんどん伸びるしで・・・他にもガレージの外装や土蔵下屋の雨漏り対策など緊急を要する工事が多くあって母屋の内装工事まで手が回らなかった。が、それもそろそろ先が見えて来た。秋に入って雑草の勢いが衰えるのと同時に気持ちに余裕が生まれて来たこともある。

 そこで、この際きりのいいところまでやっつけてしまおうという事になった。ロフトもあらかた仕上がって来た。それでこの辺で一度ブログにアップする。
最終的には梁などの古材の色調整をしボードを漆喰で仕上げるのだがそれはまだ先になるだろう。
玄関方向からの見上げ、壁のボードを貼り終えたところ
ロフトの用途はベッドルーム。800×2000のマットレス2枚でクイーンサイズのベッドとなる。今回工事のポイントはタモ集成材で作ったヘッドボード。このボードにはLEDの間接照明やスタンド、シーバップ(呼吸補助具)、スマホ用のコンセントなどが仕込まれている。
またマットレス下地は幅150mmに加工され×隙間30mmにベルトで留められたコンパネだがこれでクッション性と通気を確保する。
ベッドは梁を利用して浮かせている(左2本の垂木は仮設)。下の断熱材は薪ストーブのある居間の天井。この断熱材は居間のストーブによって温められた空気熱を遮断するため。余談だがその暖かい空気はダクトで居間床下に導かれパッシブな床暖房熱源として利用している。
ロフトの工事状況、1間毎十字に梁が交差している。中腰の難工事だ。
仕上げるべき壁のかなりの部分が吹き抜け上部でこちらも難工事、
ボードを持っての梯子の登り降りが・・・・効く〜!!

シナベニアの天井は地元大工への発注ですでに2012年に仕上げてある(頼んでおいてよかった!)。
スイッチプレートをヘッドボードに彫り込む。
ヘッドボードの裏側。LEDライトとトランス、コンセント、スイッチなどの配線の状況。裏方を表から見えないように!!

ヘッドボードの加工には試行錯誤も含めたっぷりと時間を掛けた。
ボード上のスイッチしか見えないが多くの機能が仕込まれている。
ボード施工前の状況。今回工事で高所のボード貼りという懸案の一つが片付いた。
しかしまだ階段から続く空中床の本設工事が残っている。
構造など下地材むき出しがなくなってインテリアが少し上品になったような気がする。









2015/10/07

蓮の栽培、雨水貯留システム、そして内装工事・・・

今年の夏は蓮の栽培に挑戦、成功!!
テラスダイニングから見た蓮池2号と蓮の花
地べたに穴を掘り
50cm立方のコンクリートの箱を沈め枕木で縁取り水を満たして蓮池2号の完成、このあと田土を入れ蓮の根を植え付ける。
こちらが蓮池1号、この屋に転がっていた石鉢(元掘りコタツの火床)に水を満たして蓮根を植え付け、こちらも成功!
集落内の知人より頂いたワイン樽を活用し雨水貯留システムを構築
春先に修復した土蔵の下屋に雨樋を付けて雨水を集めワイン樽に貯留して植物の潅水に利用しようというもの。左側の竪樋に分岐装置を設置し樽に雨水を導く。架台はこの樽用にこしらえた。
実は何回か試行錯誤を繰り返している。その1樽だが当初用いた古樽は漏水することが判明。そこでこの比較的新しい樽に取り替えたのである。その2雨水分岐装置の高すぎ。配管のやり直し。豪雨時、タンク上部の栓に設けた通気穴から噴水してしまったのである。
透明管を用いることで樽内の水位がわかる。現在システムはうまく機能しており、降雨時には雨水がしっかり貯まる。雨の日が待ち遠しい!!
母屋の内装工事もぼちぼちと進んでいる。2.1m以下は壁工事がほぼ済んでおり生活に支障はなかったので後回しになっていた2.1m以上のPB(プラスターボード)貼り
玄関の見下ろし、2.1m以下は杉板貼り、その上の部分である。
吹き抜け部分を貼ってきたところでPB貼りは一時休止、ロフトの造作(ベッド、床など)が現在進行中、造作ができればPB貼が完了できる。
ところでこの春から県美(山梨県立美術館)のボランティア活動を始めた。県美企画展の最新ポスターが入手できるのでそのコーナーをつくった。
次回(11月〜2016年1月)ルドウーテのバラ展のポスター

2015/07/06

土蔵改修顛末

 久しぶりのブログ更新。長い間懸案だったD棟(土蔵)の改修について
これは改修後、改修は下屋の屋根葺き替えがその主なもの。建物がきれいになるとその周辺にも手を入れることになる。石鉢を利用して蓮を活ける。

とにかく瓦屋根はボロボロでひどい雨漏りがあった。手直ししようにも屋根の上に乗ると私の体重で次から次に割れが進行してしまう。この時点で瓦屋根の採用は断念
心強い助っ人が現れた。津金の「なかや」以来の付き合いの山路さん、重労働である瓦下ろしに協力してくれた。
瓦を下ろしてみるとその傷み具合の深刻さがわかる。野地板、梁、軒先の垂木などボロボロ、ズタズタ。
軽量化を前提に腐った梁、部分等を取り除き補強する。
古い垂木の上に新しい垂木を乗せて行く、母屋と同じ方法。このとき古材との間にくさびやパッキンで高さを調整し歪みを修正していく。軒先は傷みが激しかったので最小まで切り詰め、出は新しい垂木で調整。プロポーションを見てコンパクト化している。
新たな野地板を敷きこんでいく。雰囲気が明るくなってきた。
旧野地板は構造的にはなくても良くなったが軒天井としての機能があるので傷んだ部分は補修。
防水紙貼り、少しくらい雨が降っても大丈夫。これまで工程ごとに間ができるため、その度にブルーシートで雨対策が必要だった。左右の余分なモヤはこの後カット。
屋根材は粉体塗装の黒トタンだがそれだけではツルピカで単調なので、E棟の廃トタンをアクセントに擬似瓦棒として使う。
そのE棟(元倉庫)、壁を取り払ったところ。その後屋根も取り払われブドウの苗が植えられた。この骨組みを利用して葡萄棚とする。
足場を取り払う。ここまで来るとこの土蔵壊さなくてよかったと思える様になってくる
田舎生活、軒下空間はいくら有っても多すぎることはない。
蔵の2階も整理した。床に合板を貼り、照明を取り付けた。ガラクタを処分し引越し以来手付かずだった段ボールから陶器を取り出し拡げた。土壁がいい味出しており、さながら陶器ギャラリーのようである。
ps.今朝のB棟(母屋)梅雨の最中、緑が濃くなってきた。




2015/01/13

2015謹賀新年

2015 謹賀新年
あっという間に2014年が終わり2015年も1月半ばになってしまった。前回のブログ更新以来約2ヶ月、その間の出来事をオムニバス風に...
八ヶ岳周辺も紅葉真っ盛り(11月)
もらった柿で枯露柿を作り、初めてなしたヤマボウシの実でジャムを拵えたり
食堂のベンチをカウンターと友材で作り
手持ちのタンス類を活用して玄関収納壁を製作。引き出しを追加するなど高さ調整を行い、6枚の扉を新設。面材やイケアのノブでデザインを統一、扉の1枚をミラー貼りとして姿見とした。ほぼ完成したのだがまだ周辺含め未完成のため全容アップはこの次
カウチソファの脇にサイドテーブル製作、と言っても元熱帯魚水槽台の再利用。丈を20センチほど詰め濾過器用の配管穴をシナベニヤで塞ぎ、濾過器の入っていたスペースは雑収納として利用。
合間に新製品開発と称しアルミパイプとE17ソケットとシルバーコードでコードペンダントを製作。また軽トラで便利なアイフォンスタンド、ナビとして利用するときダッシュボード上で利用する。
山梨から小川守之さん(写真は積み込み手伝いに来てくれた加藤さんと私)の虎ノ門オフィスまで軽トラで赴き厚さ19ミリヘビー級のガラステーブルを引き取りテラスに配置
食堂のテラス側の嵌め殺し窓下に念願の温水パネルヒーターを設置。窓際が暖かいだけでなく薪の消費も少なくなった。庭と林の接点には小鳥のレストラン(餌台)があって多いときには10数羽の小鳥たちが集まってくる。この窓際は快適なバードウオッチングコーナーとなった。双眼鏡で小鳥を観察しながらのコーヒーブレイク...
晩秋、草木の手入れをするとあっという間に軽トラの荷台が一杯になってしまう。一昨年植えた玄関前のカツラが綺麗に黄葉。その先で5本のヤマボウシも一丁前に紅葉
そのカツラにイルミネーションを施しホワイトクリスマス(12月)
そして年が明け2015年。神取集落小正月の道祖神祭り「おやなぎさん」、村人総出で上棟(1月11日)。結構でかく迫力がある。ちなみに右後ろの建物群は我が銀杏工房。
そんなこんなで皆さん今年もよろしく。