2011/01/31

サイドテーブル



 
工房薪ストーブ前にサイドテーブル。脚は栃の木の塊、天板は栗の板2枚、やっと固定した(今までは置いてあっただけ)両サイドの木の塊は毘沙沢さんからのもらいもの。いずれ何かに使うつもりだが、当面はオブジェ、これがないと不安定な感じがするのだ
脚と天板の間に下地板があり、これは天板を裏からビスで留めるためのもの。このディテール強いて言えばシンプル、本当はやっつけしごと。私の仕事には「とりあえず」が多い、ビスをはずせば元の木材に戻せることが条件だからだが、それにしてもこれ、やや重い。

2011/01/24

道祖大神宮

 小正月に「おやなぎさん」がやって来た。七夕が夏の風物詩とすればこれは冬のそれ。高さは10mほど。竹の枝に様々なものが飾られており見上げるとこんな按配、青空によく映える。
当日、村人が朝から集まって飾り付けされたおやなぎさんを上棟する。この祭り復活は最近らしい。それがここではうちの斜め前でやっている。その日の午後、隣の旦那がやって来て「来年はどうかね、やるかね」と言う。実は昨年試みたが人の輪にためらいが感じられたので今年は遠慮していた。我らは「よそ者」だったのだ。今年は向こうから誘いがやって来た。来年の話だから鬼が笑うに違いない。が、答えは「イエス」。 
翌日、ポストにこれが入っていた。「正一位道祖大神宮」と書かれた札。工房ドアの脇に貼った。
これが「正一位道祖大神宮」
おやなぎさんの足元に佇んでる、大げさな呼び方と思ったが口には出さない。 

2011/01/20

蔵について

 蔵にまで手は回りかねるのだが時折ちがうテーマに取り掛かりたくなる。今回は蔵。実は大したものではないと思っていた。確かにそうなんだが、どこか惹かれる。今回は下屋にあった木製の穀類収納箱を解体し周辺を片付けてみた
解体木材が壁に立てかけてある(大半は燃やした)。お陰ですっきりしてきた
 蔵の中にはベンチとテーブル。ベンチは友人たちがキットを使って拵えてくれた。テーブルは蔵から出てきた残材(何故かフォークリフト用木製ベッド)を活用して作ったもの。テーブルの上には蔵の周辺で使う工具や材料など
右奥にある木製の箱は壊した軒先の箱と同じもの。これも解体される運命にある。
左側に立てかけてあるのは長さ1間ほどにそろえられた竹、この竹の使い道は未定。蔵の利用法も未定。壁が多いこととを活かすとすればプチギャラリー。
なにげに書いているがここまで片付けるのでも多少の努力と鼻の中が真っ黒になる犠牲は払っている、、、

2011/01/16

薄化粧

 今朝はやけにしんしんとすると思ったら雪だよ、初雪だね 
 工房前のアプローチから見た早朝の景色も薄化粧。アルプスの山々も冬景色。しかし陽が上り始めたのでこの淡雪が消えるのは時間の問題だろう
やはり、午後には跡形もなく消えてしまった。
お陰で、懸案だった息子の沖縄みやげのシーサーをアプローチに移動することが出来た
シーサーが笑ってる。


2011/01/11

扉にアクセント

出来上がった工房の扉にアクセントを取り付けた、機織パーツ引き手とのコラボレーション
銀杏工房の「イ」つまり「 i 」である。これは古いヴァイオリン部品の再利用だ。i の 胴体部分が銀杏の葉に見えることからストーリーができた。これはヴァイオリン絃を留める部分、透明な球4つはピンナップのピン、 i の頭の点にあたる部分はあごをのせる部分。
 
 
懸案だった工房の薪ストーブ前のテーブルにもとりあえず脚がついた。これで手を突いてもひっくり返らないだろう 
  
翌日、友人たちが酒を持って遊びに来てくれた。黒麹の芋焼酎「太陽のしずく」を昼間から囲炉裏端で飲んだ、うまかった。正月はいいね

2011/01/04

竹戦争


襲ってくる竹薮、この年末竹との戦いがあった
 戦果の敵の残骸、しかしこれは緒戦に過ぎない
まだまだ戦さは続く、敵陣深く分け入って鋸や鉈を振るうには冬の間しかない
夏は敵の勢いがすさまじく歯が立たなくなってしまうのだ
 きれいさっぱりと敵を燃やした
この日竹薮側から八ヶ岳おろしの凍てつく北風が吹いていた急遽炉を蔵陰に移動した
戦果の焚き火は暖かい、ついでに焼き芋を作って食べた、うまい 
 途中、納屋の後ろから竹で編んだ四角いざる? が大量に出てきた。燃やすのは惜しい気がしたので、母屋の壁沿いに並べてみた。養蚕農家だから蚕棚? 誰か何に使ったのか教えて欲しい
 いろいろ発見あり、小動物が床下に侵入した痕跡。石のすき間の地面を掘ってある
そうはさせじと穴を石で塞いだ、どうも敵は竹だけではないらしい

正月だというのに忙しい
(我が家の正月飾り)

建具製作Y

工房のドアが年を越してやっと完成した
灯りもついて見違えるようになった
「ICHOU-KOBO」の文字が大きすぎてKまでしか入らなかったがこれはご愛嬌
ドアを開けて中に入るとこんな具合でいい感じになった
反対側はちょっとシンプル
取手はこれ、白州の骨董市で見つけた例の旧い機織のパーツを加工したもの
今回のドア工事に合わせ一部残っていた型硝子3枚を透明にした効果も大きく
薪ストーブ周りが開放的になった
視線調整のためアイボリーのロールブラインドもつけた
しかし新たな課題も見えてくる
ドア周辺との差がつきすぎて意匠的に改善する必要がでてきた。目的とする機能は満足したので他の緊急性のある仕事に移らねばならない、それにしても仕事の種が尽きることはない
ありがたいことだ