2013/04/28

植栽工事

陽気がよくなって来ると家の中の仕事よりも屋外のそれがしたくなる。特にここ山梨は春から梅雨前までが植栽工事が出来る期間なのである。秋は適期ではない。冬気温が下がると同時に乾燥してしまい活着する事が出来ないからだ。下手に水を補給すると夜中に凍って大抵苗をダメにしてしまう。母屋の前庭にやまぼうしを5本、玄関前に桂1本植えた。すべて株立ちで形のいいものが手に入った。玄関前のまさきの生け垣やヒバも刈り込んだので散髪後の様にすっきりとした。奥の林も芽吹き始め、この季節は最高だね。
お隣との境界側にはユキヤナギの苗8本も植えた。植え込みの縁には解体した納屋の梁材や薪の玉切り材をアクセントに置いた。成長が楽しみ、、 
今日はスズキに借りたユンボが大活躍。G棟生け垣内側の南天は毎年猛烈な勢いで新芽を延ばしていたが空間が狭いので強剪定を繰り返して来た。それを蔵の方へ移植した。相当広い範囲まで根を張っていたのでユンボがなければ掘り起こす事は出来なかっただろう。
ところが、庭のシルバープリペット4本中2本を移植し終えたところでユンボがストライキを起こした。庭の真ん中で180度ターンをしてる最中に左のキャタピラが外れてしまったのだ。なんだかぐりっとしたと思ったら動きが止まってしまった。どうもその場ターンは苦手で大回りしなければならなかった様だ。今日はここまで、人力ではどうにもならん。


2013/04/23

代官山アドレス

 地下鉄副都心線と東横線が相互乗り入れしたのを実感したくて久しぶりに代官山を訪れた。そこには現役時代の作品代官山アドレスがある。13年の時の経過で緑が豊かに育っていたのが印象的だった。上2つは人工地盤上の庭園。この下には巨大な地下変電所が埋まっている。わずか1mの土でも豊かな緑は育つ。庭に面する低層部の外壁と緑でここにあった旧同潤会代官山アパートの面影を再現した。庭園入り口付近にはポルトガル人アーティストギラマインシュのオブジェ「赤い鳥」。下は代官山駅から敷地へと伸びるデッキ。移植樹のケヤキが育ち緑のトンネルとなっていた。この日管理事務所を訪ねると旧知の顔がありこれから理事会だと云う。ふと当時のにおい(記憶)が蘇った。
この日ついでに東京駅見学、辰野金吾設計のこの駅舎の復元には多くの元同僚が活躍した。歴史的建造物修復手法をベルギーで学びプロジェクトの責任者となったTさん、ステーションホテルの再生に活躍したYさん、N君。JRの設計部門JREの設計本部長となったOさんなどなど。この日は久しぶりに昔の空気に触れた思いがした。
さてこちらは山梨の現場。ここ2,3日は植栽工事に没頭。母屋玄関前のプラザ(おおげさ)にシンブル樹として桂の株立ちを植え、庭にやまぼうし3本(あと2本植えて5本の予定)を植えた。
砂利敷だったのでスコップでは歯が立たずユンボが活躍する。
ちなみにユンボの操作大分上達した。
明日は通路の隣地境界に沿ってユキヤナギの苗8本を植える。ここも砂利舗装だったので再びユンボが活躍するだろう。一方テラスのスクリーン代わりに武川の三吹神社拝殿の解体で出て来た扉を活用しようと思う。2枚ありどう料理するか今検討中である。





2013/04/15

キッチンフード



ようやく懸案だったキッチンフード周りの制作に入った。工房で柱2本の支柱を制作。
これをキッチンカウンター前に立てる。檜の框にほぞ穴をあけ、柱2本を上棟。頂部には欅板が取り付けられており、直交する梁にスペーサーを介して取り付ける。
そのダブル柱にステンレス製のキッチンフードを取り付ける。
このフード実はアウトレット。浴槽と同様どこかのマンションのモデルルームの新古品、格安。それはともかくエッジがシャープでかっこいい。思いのほかうまく出来たので今日はご機嫌。
 さてこれは西側の庭スペース、母屋工事で出て来た土壁の処分の為に大きな穴が掘ってあったのだがそれを借り物のユンボで埋め戻し整地した。ところが運転技術が未熟なためボコボコ。芝庭にしたいのだが平らにする事のなんと難しい事か、、、
春は行事が多い。これは「せぎさらい。せぎとは田に水を引く水路の事。この半年間に積もった枯葉などを取り除き田植えに備えるのだ。村人が組ごとに分担を決め、総出で大掃除。我が家の土地もこれに接している。江戸時代に築かれた石済みのそれが一昨年県の工事でコンクリート製の新品になっていた。私は石積みが風情があっていいと思っていたのだがこの行事に参加して意見が変わった。これまでは掃除のし難さや漏水やらでメンテが大変だったようだ。数百mのせぎさらいで今日の私はすっかり筋肉痛。

先日は日本設計の甲府市庁舎見学会に参加。懐かしい顔が約半分。日曜日しかも東京からは遠隔地であるにもかかわらず5,60人が参加。担当の小坂君、千野君の努力を評価しよう。環境配慮され明るく気持ちのいい庁舎が出来上がった。
今日は長坂のO氏を訪ねる。これは氏のアトリエ、窓の外は新緑。
敷地内の遊歩道、この先に見えるのがが住まい。この手前下の公道を挟んでRC造に藁屋根のギャラリーがある。
田舎暮らしは何かと忙しい、、、

2013/04/11

北杜市民になりました


仮住まいする工房のガラス戸からは薪棚越しに隣の椿の咲き乱れているのが見え
この日、新宿区役所で転出手続きを済ませ、その足で北杜市役所へ向かい転入の手続きを完了した。晴れて北杜市民となる。
時は春、日野春の南アルプスを望む友人山荘宅でつくし摘み
春の味覚つくしの佃煮を堪能する
母屋では設備工事が進行中。ようやく文明が届いたような感じがする。それにしても彼らはユンボを手足の様に扱う。
負けじと浴室工事に励む。壁天井は椹(檜)、浴槽はとあるマンションのモデルルームの新古品つまりアウトレット、壁に姿見をセットして。洋風バスだが入浴中の目線が低くなりすぎない様に70センチと高めにセット。そのためステップが必要だが、それはこれから作る。簀の子および排水を仕込まねばならない。
ところでこれは燃し木としてスズキ大工から貰ったもの、床仕上げするまでは表札代わりのオブジェ