2012/11/26

オオムラサキ

 
季節外れだが、オオムラサキセンターに行って昆虫たちのコレクションを見てきた。オオムラサキは国蝶である。センターには観察園が付属しているがもちろんこの季節蝶が飛ぶのを見ることは出来ない。
 
ここにはびっくりするほど多くの蝶や昆虫達の標本があった。オオアオバネバッタ
 
たとえばコガネムシ
 
しかし本当の目的はこれ
毎週末の昼頃センターのテラスでピザ釜の実演をしているとの情報。釜の構造と火の燃え具合が見たかった。わずかにその時間に遅れ試食は逃したが、火の燃え具合はしかと確認することが出来た。
 
蝶の飛ぶ姿はないが紅葉狩りは出来た
 
ところでこれは我が家の物置だがこの季節木々が落葉するとその背後に八ヶ岳が出現する。そして冷たい八ヶ岳おろしが吹いてくる。青白いその姿は寒さの象徴、いよいよ冬の到来だ。
 
工房では母屋最後の外部建具製作をしている。部材を切り出し、削っているところ。これが完成すれば外壁工事に取りかかる事が出来る。外壁板張りを完了させるのが年内目標。
貰ったヒバ15本を通路沿いにユンボで植えた。

2012/11/20

硝子の小庇

勝手口建具を取り付けた。部屋から内開きのドアを開き、外を見上げたところ。上が欄間で透明ガラスが入る。欄間の下ドアの上にガラスの小庇があり光が透過し空を感じることが出来る。
 
2本のアルミ部材の先端は桧の角材、ドア側はアルミチャンネルでフレームを構成している。硝子はその4方枠に乗っている。ドア側は2つの枠の目地部分に飲み込まれておりシール材で固定する。先端はアルミで保護している。
ドアの制作風景。本実加工された杉板のフラッシュ。黒い板は軒天井材の余り材。クランプを駆使しプレスしている。
この1週間秋は深まった。大銀杏も落葉が進み、林も落葉してアルプスが透けて見えるようになった。手前の低木はヒバ。スズキ大工が持ってきてくれた。この日、借りたユンボで夜まで掛かって通路沿いに植えた。
アプローチのアベリアも花が終わり枝先の小葉が赤く染まり朝日に輝いている。
今朝の南アルプス。昨夜は雨だったが、アルプスは吹雪いたのであろう。この日頂が冠雪している。いよいよ冬に入る。急がねば、、、

2012/11/12

黄色は秋色

工房シンボルツリーのプチ銀杏も色づいて、工房棟屋根の高さにようやく到達。一昨年植樹した時は後ろの生け垣ほどの高さでひょろひょろだった。それなりに頑張っている。
隣の大銀杏とは比較にならないが色だけは同じ。この季節、ここは黄色が決め手。
隣家との境に南天があり赤く色づいてこれはアクセント。竹の目隠しとのコラボレーション。大八車の車輪はアクセサリー。この車輪このくらいの影に置いてちょうどいい。
秋はなんと云ってもこの空この空気。中央が南アルプスの鳳凰三山。
ここは昨年の圃場整備により区画整理が完了した田、その先の集落がわが上神取。縄文遺跡や屋代勝永館跡の発掘調査が行われたところである。「里山ウオーキング」集落主催イベントに参加。長老の郷土史解説・ほうとうの炊き出し付き。一周1時間半のウオーキング。


 

2012/11/07

このところ建具工房

テラスドアを取り付けた。シンプソンのドアをベンガラ色に染め、エムテックの錠とメキシコ製のノブを組み込んでいる。
パッキンがついており機密性は高い。夏期の通風に配慮して180度全開する。
部屋側にプリーツ式の網戸を取り付ける。そのためこのドアは幅広、且つペアガラスのため重い。が、タテヨコを正確に出し慎重に取り付けたため一発で収まった、よしよし。
ここからは屋根付きテラス越しに庭が見える。フィックス窓に網戸は不要なので部屋からのクリアな視界が通年保たれる。あとはペアガラスを嵌めるのみ。
勝手口のドアに着手。ドア枠部材の組み立て作業中。欄間のとなりに浴室の高窓がくるのでそれに揃えるため独立した枠とした。透明ペアガラス越しにここから冬の朝日が入る。
仕事(デスクワーク)風景、ドアの詳細を検討している。ドア本体はこの杉板で作る。余った本実加工の軒天井材の有効活用。同色の外壁に同化させる。
ドアと欄間の間にガラスの小庇を取り付けることを思いついた。ちょうど手頃な大きさの型ガラス があったので枠の間に差し込んでみた。いいかも、、
いつの間にか立冬を過ぎ、大銀杏も色づき始めた。C棟(未完成)越、銀杏の右が栗そして竹林。左の木は不明。これらが落葉するとそこに南アルプスが現われる。ところが栗のうしろにヒマラヤ杉がありこの木だけ落葉しない。そのため甲斐駒が隠れてしまう。

2012/11/02

古材で作った小ベンチ

古屋解体で出て来た古材でベンチを作った
 甲板は松材、長辺、短辺をカットしてサイズを揃え裏面は鉋で削る。表面は泥の様なものがこびりついているが内に湾曲していることもあり鉋で削り取る事が出来ない。そこでそれを仕上げに活かすことにした。足は材種不明だが大径木の極辺材。元々左右の足は一体の材だった。テーパーの付いた材を左は下すぼまり、右は上すぼまりに決定
裏面は反りが凸状なので脚接続部の平面を出すためにトリマーが出動。トリマーは治具の上を滑らすことで平面を作ることが出来る。
テーパー付きの脚は一方は末広面を下、もう一方は逆にする。
接合はいたって簡単、ビスと接着剤。ビス頭は丸棒部材で穴埋めする
仕上げは黒ベンガラを煮亜麻仁油で解き、ハケで塗った後、布で拭き取る。こうするとこびり付いた汚れ部分はオイルで定着される事になる。切り口の白木部分は黒く染色され全体が統一のとれた色合いとなる。
オイルがやや乾燥した翌日、ワックスで磨きあげると甲板に残りオイルに定着された汚れ層が深みのある光沢を放つ。こりゃ新材では決して出せない「味」じゃないだろうか