2012/11/02

古材で作った小ベンチ

古屋解体で出て来た古材でベンチを作った
 甲板は松材、長辺、短辺をカットしてサイズを揃え裏面は鉋で削る。表面は泥の様なものがこびりついているが内に湾曲していることもあり鉋で削り取る事が出来ない。そこでそれを仕上げに活かすことにした。足は材種不明だが大径木の極辺材。元々左右の足は一体の材だった。テーパーの付いた材を左は下すぼまり、右は上すぼまりに決定
裏面は反りが凸状なので脚接続部の平面を出すためにトリマーが出動。トリマーは治具の上を滑らすことで平面を作ることが出来る。
テーパー付きの脚は一方は末広面を下、もう一方は逆にする。
接合はいたって簡単、ビスと接着剤。ビス頭は丸棒部材で穴埋めする
仕上げは黒ベンガラを煮亜麻仁油で解き、ハケで塗った後、布で拭き取る。こうするとこびり付いた汚れ部分はオイルで定着される事になる。切り口の白木部分は黒く染色され全体が統一のとれた色合いとなる。
オイルがやや乾燥した翌日、ワックスで磨きあげると甲板に残りオイルに定着された汚れ層が深みのある光沢を放つ。こりゃ新材では決して出せない「味」じゃないだろうか

2012/10/29

テラスドア制作

朝晩冷え込むようになって来たので早いとこ外装工事に取りかかりたい。が そのためには外部建具を取り付けねばならない。これはテラスに取り付けるドアに丁番を取り付けたところである。何の変哲もないようだがこの様にぴたっと彫り込むには工夫が必要なのである。このところ我が工房は建具工房である。
ノブやシリンダー錠もさりげなく取り付けることが出来た。このさりげなさが大切、もっともプロの建具屋なら当然のことなのだが、我が銀杏工房にとって本格的なドアは2作目なのだ。しかも師匠はいない。この赤色は煮亜麻仁油にベンガラなどを溶かしたもの。乾燥してからワックスを掛けた。その効果はてきめんで質感が向上している。
 丁番や錠のプレートを埋め込むのにトリマーを追加購入した。治具をシナベニヤなどで作りそれを仮固定して正確に座堀りをする。もちろん枠との位置関係が大切なのであらかじめ仮組しそれぞれの金物の位置をけがいておくことが必要だ。
この赤い玄関扉が1作目、テラスドアも同じディテール。この扉、組み立ててから調整に手間取りはしたがうまく行った。セミエアタイトのドアがぴたっと吸い付くように閉まる。
さて今回のテラスドアはどうであろう。建込はこれから、乞うご期待。
 

2012/10/22

ファイヤープラザ

 底の抜けたドラム缶がこのファイヤープラザの主である。十字に置いたブロックの上に乗っているだけなのだがこれが優れもの。まことによく燃える。
ファイヤープラザ入り口、端材で作った誘導サイン
母屋と駐車場棟、その奥にそれはある
毎日がキャンプファイヤー、木片を燃やしているといつの間にやら片付いて行く
端材のコレクション、これは燃やさない、多分、、
ところで母屋の屋根が完成した。待ち時間も有るがここまで半年掛かった。
長い様な短いような、、
さーてこれからの内外装工事は銀杏工房の担当。施主直轄・設計・施工、つまり完成は私次第ということで、入居は、年内は無理。来春?ちょっと自信ない、つまり未定である。

2012/10/16

エリック

エリックはフランスからシベリア・樺太経由で北海道に渡り山梨までやって来た。愛車はルノーキャトル。もう大分前に生産中止になった車だがファンは多い。彼もその一人でキャトルクラブの一員である。
連れてきたのは同じくキャトルクラブメンバーのアベ氏。彼の愛車もキャトルである。隣りの古民家そば屋草至庵の囲炉裏端で会食。フランスを出発してすでに半年になるが、先月9月には子供の新学期が始まるので妻は先に帰国してしまった。今彼は車を処分し帰国することを考えている。フランスでは南西部の田舎暮らし。築300年の古民家(石積み瓦屋根)を自力でリノベーションしたそうだ。さらに趣味のガレージ(実はもう1台キャトルを持っている)の新設を考えているようで興味深そうに我が進行中のガレージや母屋を観察し質問をする。ガレージの外壁はどうする?とか、はめ殺しのガラスはどうやって止める?とか、断熱は?といった具合である。 
ガレージ棟と母屋。
いずれガレージ棟も母屋と同じタッチで仕上げたいと思うのだが今はそこまで手が回らない。
ところで母屋の新しい窓からは草至庵がこんな風に見える。

2012/10/11

煙突と屋根と木製建具と

母屋に煙突が立ち、玄関ドアがついた
その煙突は私の仕事、屋根工事前に取り付けねばならない。私にはこの断熱煙突は重かった。
未完のまま当日を迎えたが大工たちが協力してくれて無事設置完了
青空に立ったその勇姿
屋根施工風景、皆が集まった。
屋根は棟や煙突周りなどを除いてあらかた出来上がった。
母屋の左端は屋根付きテラスつまりアウトドアリビング。インテリア部分を小さくただし高断熱化することで快適さと省エネを両立させる。気候の良い時には生活空間がテラスまで拡がる。
窓はペアガラスの入った木製断熱窓で可動部分は専門メーカーの作だがそれに続くはめ殺し部分は銀杏工房の作、つまり私。色はスカンジナビアレッド。ややケバいので調整を必要とする。
そのテラスだが銀杏工房が出張してきている。さわやかな今の季節はここが気持ちいい。
冬になって寒くなったら工房棟に引き上げよう。多分来春まで母屋の工事は続く。

2012/10/02

台風17号


台風のやって来る前はご覧の晴天、本当にやってくるの?と思いながらも建具の取り付けや壁の防水シート貼りに精を出す。
防水シートを貼った途端、空間が感じられ、窓からの景色が認識出来るようになる、北東面。
北西面、アウトドアリビングの先に未整備の庭と竹林。
壁になる部分の防水シートを貼り終えた。この状態で台風を迎える。
その日、夕方近くなると予報通り雨が降り始め徐々に強くなってくる。
台風17号は列島を縦断した。山梨を通過したのは夜9時頃だがこの写真は7時半頃、風雨が強くなり始めた頃の写真。実際はもっと暗い。軒から落ちる雨がすだれの様だ。シートの一部がはがれたが幸い大した被害もなく一夜は明けた。
 

2012/09/18

どうにか形になってきた

大工工事も大詰め、佇まいが見えてきた。これから屋根工事。色は黒、薪ストーブの煙突が付く。妻の土壁と南外壁の下がり小壁を白漆喰で仕上げる。他は杉板張り。建物の左側2間が屋根付のテラス、アウトドアリビングとなる。
そのテラスの床を支える束石。ちょっと大げさに思えたがベテラン大工辻の説明を聞いて納得。
この石にアンカーを打ち、束に常に圧縮力を加える。普通150角の既成コンクリートPCの上に束をのせるだけなので荷重が掛からないと時として浮いてしまう。その結果床鳴りなどの原因などになる。これは優れた方法だが重量のある石を必要とするので一般的ではないだろう。
これは小屋組を上から見たところ、これが空間を特徴づけることになる。数十年天井裏で眠っていたものが光を浴びる。
合間に垣根に目隠しを造った。生垣用の植物を植えたが生長に時間がかかる。それまでもてばいい。竹に隙間を設け植物が両側に伸びる様にしている。
 
竹を割く道具。上が6つ割り、下が4つ割り。鋳物製で重量がある。これを竹の切り口に当て竹と共にコンクリートの床にぶつけると6つあるいは4つに裂ける。
何しろ突き当たりは竹藪で材料の竹はふんだんにある。