2012/03/27

木製建具

工房に作っている寝室には2つの建具が必要でそれを作り始めたらはまってしまった。これはその1窓である。内開き、サイズは枠外で900×900、なんだかいい感じに出来そうだ。材料はいたってシンプル、12mm厚の杉板を3層重ねにしてビス併用の接着。きわめて安価。3mm厚の透明ガラスをはめれば出来上がる。
次がこれ、ドア。これも同じ杉板のフラッシュドア。プレス機がないのでご覧のように作業台に固定してボンドが乾くのを待っている。できあがりは乞うご期待、かな。
合間に津金の古民家なかやの集まりに参加した。北杜市の文化資源活用協会というNPOに私も参加している。市教育委員会の補助を得て、空き家に悩む地元と協力しその1つをボランティア、学生らの協力を得て修復。1年前、さてこれをどう活用しようかと言う矢先に例の震災が起こった。まずは福島の被災家族の避難住宅として活かすことが出来た。その家族の子供らと元市教育委員会のY氏。

2012/03/12

春イベント

木の国サイトという木の文化の情報発信などを行うセンターが山梨にある。林業、木材など地場産業の振興が目的の組合である。
ここには木材を加工する工場が併設されていて、プレカットをしてくれる。マシーンの加工精度は±0.5mm。実演してくれた。長さ5mの部材の加工(継ぎ手、柱ほぞ穴、間柱欠きなど)が瞬時に出来上がる。大工が自分で木材を刻まなくなる道理である。
加工図やCGまで描いてくれる。至れりつくせりだ。現場には木材と必要な金物が届き、後は積み木のように組み立てるだけ。そこで、今年の春イベントはこれに決めた。
ステージはすでに出来ている、ベタ基礎にアンカーボルト。
垂木や間柱まではともかく半日もあれば骨組みくらいは出来るだろう。
4月半ば季節は春、花の頃、温泉で汗を流したら囲炉裏で宴会をしよう。母屋の囲炉裏もこの春が見納め、参加者募集中である。
工房の寝室工事も少しずつ進んでいる。来週はいよいよ壁に穴を開ける。

2012/03/05

春を見つけた

どこかに春の兆しはないかと探したらあったあった、秋に植えたチューリップの芽が枯れ葉の中で顔出すチャンスを伺っている。よく見るとどの植物もひっそりとではあるが新芽を忍ばせている。野山の枯れ木もほんのりと赤みが差してきたような気がする。
白州の知人は仲間を集め、春を前に恒例の味噌造りを始めた。豪快にドラム缶3つで大豆をゆで麹などと混ぜている。10家族ほどの食卓はこの味噌で賄われるらしい。
ビニールハウス温室のなかではビールとカレーうどんのパーティが進行中、私らも相伴に与った。