古屋解体で出て来た古材でベンチを作った
甲板は松材、長辺、短辺をカットしてサイズを揃え裏面は鉋で削る。表面は泥の様なものがこびりついているが内に湾曲していることもあり鉋で削り取る事が出来ない。そこでそれを仕上げに活かすことにした。足は材種不明だが大径木の極辺材。元々左右の足は一体の材だった。テーパーの付いた材を左は下すぼまり、右は上すぼまりに決定
裏面は反りが凸状なので脚接続部の平面を出すためにトリマーが出動。トリマーは治具の上を滑らすことで平面を作ることが出来る。
テーパー付きの脚は一方は末広面を下、もう一方は逆にする。
接合はいたって簡単、ビスと接着剤。ビス頭は丸棒部材で穴埋めする
仕上げは黒ベンガラを煮亜麻仁油で解き、ハケで塗った後、布で拭き取る。こうするとこびり付いた汚れ部分はオイルで定着される事になる。切り口の白木部分は黒く染色され全体が統一のとれた色合いとなる。
オイルがやや乾燥した翌日、ワックスで磨きあげると甲板に残りオイルに定着された汚れ層が深みのある光沢を放つ。こりゃ新材では決して出せない「味」じゃないだろうか
家作りに励め!
返信削除どうせこの冬には間に合わないし、たまにはちがうことしたいし、、
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