2012/09/07

このところ塗装工房

母屋の新たなモヤ・タルキが組み上がった。道路からはこんな具合に見える。 
先端の傷んだ 旧いタルキやモヤを短く切り揃え、その上に新しい部材をのせている。
さらに杉の野地板を貼る。軒の出は1尺増やして4尺。旧タルキは尺5寸で切り揃え破風板と杉板で覆う。2段構成の軒である。大きな出の軒が軽快に仕上りそうだ。
現わしとなる100本すべてのタルキと大量の杉板、破風板などの塗装がわたしの仕事である。塗料は顔料の調合から行う。硝煙5に対して紅殻3を煮亜麻仁油100に解きそれをペイント薄め液200でのばして使う。塗装はまずローラーで一気に塗り杉に塗料を含ませた後ハケでのばし、さらにウェスで拭き取って出来あがる。大工4人にペンキ屋は私一人。彼らの作業に合わせるためきわめて忙しい。この塗装作業にはC棟(ガレージ)が大いに役に立った。
どうにか防水紙を貼るところまで漕ぎつけた。シャープな軒先が出来そうだ。また屋根中央の白い覆いにはこれが付く。
薪ストーブの煙突だ。ガルバの瓦棒葺きの屋根と同じ黒色のこの煙突がアクセント。
 屋根材の後には建具塗装が待っている。すべての木製の外部建具がこの色となる。いわばアクセントカラーである。紅殻5に丹子1、煮亜麻仁油100に薄め液も同量の100。プロファイルウィンドウ発注の際に決めたスカンジナビアレッドに合わせたものである。これに黒の建具金物が付く。このところ我が銀杏工房は「塗装工房」と化している。


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