2013/09/15

夏から秋へ

 8月も終盤のある日それまでの酷暑から一転涼しい朝があった。そこでストーブに火を入れたくなった。いい具合に燃えて嬉しくなってくる。
 そんなある日、かつての同僚達がやって来た。明野最後のひまわり畑を見てアルムオンジの台所で昼食バイキング。
彼らは昨年の私の定年退職時の記念品目録を実行しに来てくれたのである。その記念品とは果樹の苗。 桃(白桃、大久保)サクランボ(佐藤錦×2)にキウイが1本。どれも直径5、6mになるらしい。母屋裏の減築によって出来た空間に植樹。さーて本当に果物が成るのだろうか。半信半疑だがもちろん期待はしている。 
そんな果樹の苗の脇に初めての試みとして野菜の苗を植えた。手前が茄子、奥が定番キュウリ。ビギナーズラックと云うべきか地元農家がグッドと言ってくれる 
工房前の稲穂も頭を垂れ 、浅尾新田も収穫の時期を迎えた 
 
9月に入って小旅行をした。飛騨から能登へ。上はその形がお銚子に似ていることからその名がついた銚子の滝、下はその近くの桂の大木。こんな美しい姿を夢想して我が母屋の玄関前に桂の株立ちを植えたのだが今のところほど遠い。
能登にこんな小さな素敵な無人駅を発見。ホームは桜の老木が緑のトンネルで春には桜吹雪の中を列車が駆け抜けるという。 
これは我が工房母屋の玄関前。昨日は塀代わりの薪棚を新設した。その左3本の支柱に支えられているのがかの桂の株立ち。大きく育て!!

2013/08/15

フローリング施工/お盆

フローリング(厚25mm)の施工にはこんな道具が必要。
上から「ビス」、電動工具2台、釘抜き、ハンマー、手箒、曲尺、メジャー、サンドペーパーなど。さてそれぞれの役割がおわかりか、、、 
まず当て木を介しハンマーでアイジャクリを叩き込むのだが時に板の反りで隙間が埋まらないときがある
そんな時は大引きに釘抜きをハンマーで叩き込み、力業で板を寄せながらビスを打ち込んで固定するのである。(やばい!又右手の指が腱鞘炎になってきた、、)
薪ストーブの炉台のローマ石(厚30mm)との取り合い。突き付けで5mmのチリで取り合っている。
板が張り上がってくると段差がないこともあり炉台の石が軽快な印象となってきて悪くない。
実はこの炉台の脇には塩ビのダクトが埋め込まれているのだが空間が小さく一苦労
薪ストーブで暖められて天井際に上昇した空気を小さなファンで強制的に床下に送り込み足元を暖めようという算段である。
キッチンカウンターを支える古材の柱などもゆがんでいるので苦労する、結果はまあまあか、、、
ところで世間は夏休み、市、町、それに町内会の各レベルで故郷祭りの真最中。歌に踊りに花火のオンパレード。今年、我々は積極参加、皆勤賞もの、そんな祭りのはしごでこちらも忙しい。下は明野のひまわり畑、ハートの演出も夏休みに間に合った。

2013/08/03

キッチンカウンター



キッチンカウンターが完成した。長さ3.2m×奥行き1.2mの1枚の板とする。厚さ38mmオークの集成材4枚を組み合わせた。キャビネット・腰壁および栗の古材で作った2本の脚により支えられている。食卓として利用するので使い勝手を考え右隅部分には脚がなく持ち出しとなっている。
製作はカウンター材を所定の大きさに切る事から始める。最も長い材は2.7m。これを直線に切るにのがポイントだが道具は丸のこ1つ。試行錯誤をしながらも無事切断完了。
これも初めての試みだが材同士のジョイントに雇い桟を設ける。目違いを防ぐのである。
脚は納屋の解体で出て来た栗の古材を加工し黒ベンガラをアマニ油に溶きこれでトーンを整える。
キャビネットおよびシンクはイケア製品。単品での部品購入が可能なこと、カラトリーやゴミボックスなどジャストサイズで豊富なアフターパーツが魅力なのである。キッチンフードとIHヒーターはアウトレットいわば新古の格安品。ちなみにボイラー(給湯・暖房)熱源は灯油、つまりガス(プロパン)は母屋に引いてない。もっともエネルギーの多様化はいざという時のために必要で工房のキッチンにはガスが引いてある。
この間、武川大工スズキと研修中の若手大工たちが遊びに来てくれたり、
伊丹さんがゴルフの帰りに寄ってくれたり
私も時には友人とゴルフをし(なんでこの芝こんなにきれいなの!)田舎生活を適当に楽しんでいる。
いつの間にやら裏庭のひまわりが満開となり、ツバメのひなが親鳥とほとんど変らないくらいに成長した。
さて、次の課題はフローリング。大引を700ピッチで並べその上に25mm厚のフローリングを貼る。真夏は室内の仕事に限る。エアコンがきいてて快適にやることができる。


2013/07/17

夏到来

この日、やって来たのは修善寺。桂川沿いの竹林が清々しくていい。孟宗竹主体で業平竹や黒竹などの細竹がいい按配に混じっているのだが雑然とした感じがしないのは手入れが行き届いていて傾いた竹がないせいだろうか。あるいは破竹や間竹といった中間的なサイズの竹が混入していないのがいいのかもしれない。ちなみに我が家の竹林は間竹や破竹で出来ている。
これは修善寺。入り隅の谷樋の水の処理に正面から向かい合いデザインに取り込んでいるのがいい。集められた雨水は銅製の桶に集められるが中には排水管が仕込まれており一定以上の水位の水はこの管より排出される。
何年ぶりかの観光バスツアー、スーパーヤマトの抽選に当たってのもの、感謝。近頃のバスはえらく快適に出来ている、しかも新人2人のガイド嬢の懸命な働きぶりがこれまた新鮮。
ここからは我が家、道路沿いのユキヤナギだが伸び放題だったのを刈り込んだ
爽やか
キッチンの窓の外、ひまわりは順調に成長している。硝子窓前にはレンギョウの苗を栽培中
ボチボチではあるが内装工事が進んでいる。これは寝室。壁天井は杉板、頭の側に窓があり足元には40インチのモニター、寝転んで映画を楽しむ、つまり我が家のシアターなのだ。
ベッドの下は小上がりになっており畳2枚を埋め込んである。ここに腰掛けて着替えをし、靴を履く。小上がりの下には大きな引き出し5つが計画されており寝具の収納スペースとなる。
やっとキッチンの工事を再開。3枚のオークの板を組み合わせ1.2m×3mのキッチンテーブルを拵える。結構大仕事、暑さもあり仕事はスローペース。
それにしても梅雨明け後のいきなりの猛暑には参ってしまう。キッチンからテラスへ通じるガラス戸の外はまさに光の洪水である。まったく「夏よ来い!」と言いはしたが、こんな猛暑の連続は行き過ぎ、、だよ。