新緑の季節も終盤。うらの生垣前に可憐なマーガレットらしき花が群生していた。この日、今年初めて雑草刈りに刈り払い機が出動したがここだけは見逃してあげよう。
C棟屋根の防水紙を貼り終えてほっとしたのも束の間、B棟の工事が始まった。左C棟(ガレージ棟)、右B棟(母屋)。築90年、アルミサッシなど長い年月の間に付加された要素を取り除くたび本来の魅力が蘇っていく。このままでいいじゃないかと言う声をよそに、和瓦を下ろしシャープなガルバの瓦棒葺き屋根に葺き換える。大正モダンが平成モダンに生まれ変わる筈、、である、、、
この縁側は軒下空間となり、彫りの深いファサードとなる、はず、、
大黒柱をはじめすべての柱は自然石の上に乗っているだけ。わずかな壁にも筋交いなどは入っていない、胴差でもっている。つまり伝統工法である。これで昨年3月の地震を含め90年間堪えてきた。ぎしぎしと揺れ摩擦で地震エネルギーを吸収するのであろう。
床梁を支える自然石、しっかりしているようだが、そうでもないようで。
B、C棟の奥で「私も忘れないで」とD棟(土蔵)が云っているような。どうやら当分は退屈しそうにない。
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