2012/12/17

古材の活用法



この板は約90年間風雨に晒された杉の破風板である。母屋の屋根葺き換えで取り外されたものを取って置いた。
これはその断面。杉は成長が早いがそれでも冬の間は止まるので夏冬の差が大きい。100年近く風雨・日光に晒されると夏成長した分だけが削られてこうした筋を作り出すようだ。つまり歳月が作り出したテクスチュア、一見ボロ板のように見えるが私にはとても貴重に思える。
この板を活用することにした。それでも精度は高めたいので木口は裁断し必要な寸法の材とし、、
コラボレーションを考える。しっくい壁や真壁の古柱や貫材、新設の縦張りの杉板などが母屋玄関ドア周辺でぶつかり合うのだがそれらを束ねるだけの存在感が必要だった。
大きな穴は友材で塞ぎ








小さな穴も塞ぎ、
割れは接着剤でつなぎ合わせる






この玄関ドア周辺に使う。ここを決めないと外装の板張りが出来ない。板張り年内目標だが、さてどうなるか、、、




2 件のコメント:

  1. 腱鞘炎も癒えて確実にゴールに向け走り始めましたね、今年も残り10日を切りました来る年がいよいよ完成!!
    頑張れ From maru

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  2. 4月に引っ越ししたいのでそれまでに住める様にしたいんです、、

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