2010/10/12

蔵について

蔵戸を開けて納屋方向を見るとこんな具合で、午後の逆光の中でドラム缶焼却炉から出た青白い煙がいい塩梅にアクセントとなっている。
ところで蔵だがこれが片付けてみると、なかなかいい、土の床と壁
この季節朝晩の気温変化は激しいのだが、昼は蔵の中はひんやりとしているが、夜になるとほんのりと暖かい。さっそくベンチを蔵の中に移動し、テーブルを作りそこでランチと洒落込んだ
またひとつ食事をする場所が出来た
ところがこの蔵の実態は大変で、もう待ったなしなのだ。下屋の部材は崩壊寸前。
これは傷んだ部分の瓦を下ろしたところ
瓦を下ろすための専用シュート。
下ろした瓦は無駄にはしたくない、そのためには瓦を壊さずに下ろす必要があり、そのために作ったのだが、これはうまく行った。土がクッションとなって無事壊れることもなく瓦を下ろせる
下ろした瓦
腐った部材を取り除き、補強するための柱を新設した。これで若干の時間稼げる。
この蔵を残すか壊すか考えていたが残すことにした。その価値ありとの判断による。

これは蔵からの贈り物、
場違いなほど鮮やかな朱の座布団が出てきた。

2 件のコメント:

  1. この連休はだいぶ作業がはかどったようですね。
    この世に2つと無い物ですから残すほうが良い、と、応援団は気楽です。壊すのは簡単とも・・・・。
    頑張りましょう。写真で見る限りいい感じです。

    写真からは、カビの匂いとか埃とかが鼻の中に飛び込まないし。
    実は大変ですよね。

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  2. そうですね。やっと母屋や工房(もちろん多くのやり残しがあるが)以外にも目が向くようになったかな。

    ところで、何が大変かと言うと埃の類で、上向きの作業と下向きの作業とでは天国と地獄ほどのちがいがありますね。

    今回の作業で言えば、屋根に上って下向きの作業が出来れば大したことではないのだが、屋根が抜けて落ちる危険性があり出来ない、とすると脚立に乗って上向き作業となるが、砂埃や土になりかけた枯葉とかが頭の上に降って来る。ろくに足場もないのでそれをよけることも出来ない。

    実はこれが大変なんですね。記事にしても面白くないので書かないですがね。それでもまだ発見があり、これが面白くてやっているのかな。

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